当社は株式会社JCサービスとの業務提携により、省資源システムの技術開発に取り組んでいます。
水処理(浄水化・再利用)システムと発電システムおよび各種省エネルギーシステムを組み合わせ、 水道料金、電気料金、燃料料金を効率的に削減するために、総合的にプランニングし、運営管理する包括的なシステムです。
新潟県長岡市にある長岡西病院と、隣接する介護老人保護施設、軽費老人ホームの総合省資源システムの導入から、水や電気、燃料を一体管理して光熱・水道費25%を削減といった内容を紹介して頂きました。
お客様施設については、地域・規模などにより、同一のシステムを構築することはほとんど考えられません。 下記の図が示すように様々な省資源・省エネルギー方策を用い、総合的に資源・エネルギーコストの削減を図ります。
燃料(ガス・油)改質による燃料消費の削減・CGS排熱利用によるゴミの減量、下水の削減
マイクログリッドとは、さまざまな新エネルギーを組み合わせてIT技術をフルに活用して制御・運用し、安定した電力・熱供給を行うシステムをいいます。 一般に新エネルギーは出力が安定しない等、系統側に影響を与えるという課題を抱きかかえていますが、変動電源である自然エネルギーとその他の新エネルギーを適切に組み合わせ、これらを制御するシステムを 開発することにより、コミュニティ内で安定した電力・熱供給を行うことが可能となり、既存の主系統へ及ぼす負荷を低減させることができます。
1.需要増に応じたタイムリーな建設が可能になります。 2.送配電システムで生じるロスを軽減ができます。 3.熱電融通による統合エネルギー効率を向上させ、 ネットワーク内で、自然エネルギーの変動を制御し、系統との協調の維持できます。 4.自立性の高いエネルギーシステムを構築できます。
平常時においては省資源システムとして機能、災害発生時には、ライフラインシステムとして機能し、 災害発生後はライフラインの普及活動の遅れにより発生する第2、第3被害を防止することができます。
施設内の井水を利用するとともに、施設内に設置したコージェネレーションシステム(OGS)から装置の稼動に必要な 電力の供給を受けることで常用時は飲料水として使用し、災害時にはトイレ用水、入浴用水として使用可能になります。
都市ガスを燃料とするガスコージェネレーション(OGS)を導入するとき、 震災時にも安定した電力及び熱の供給を可能とする中圧認定導管を採用しています。 常用時には、資源・エネルギーコストの削減、環境負荷(CO2)の低減に寄与し、 災害時には安定した電力の供給の確保が可能となることで、ライフラインの確保を図ります。
災害時に、水道・電気の供給を受けられない状態となった場合、非常よ発電機の電力により OGSを起動して、電力を供給します。この電力で井戸ポンプ・水処理(高度膜処理)システム等を 運転し、ライフラインの確保に必要な飲料水・トイレ用水・温水を施設内に供給できます。 電源系統を任意に切り替えることで、施設内に電力を供給することも可能になります。
総合省資源システム導入については、各地域・施設ごとで、水・電気・燃料の料金及び使用量が異なり、導入内容、設置場所などによって導入費用も異なるため、対象施設に対し十分な事前調査を行った上で、総合省資源掛率を決定致します。 大幅な使用量の減少、設備の変更等がない限り、基本的には、契約期間中の総合省資源掛率を保証することで、省資源・省エネルギー効果が継続して得られます。